あんた誰?な自慢男にうんざりでした。

同窓会に出ると、今現在の自分を自慢したい男がいました。

 

彼は学生時代は、存在に気付かないほどの暗い人で、話したこともありませんでした。おそらく。その位、記憶にない男でした。

 

そんな彼から、同窓会で慣れ慣れしく話しかけられました。

 

覚えてる?○○だけど!と。私は、もちろん覚えてもおらず、何となく会釈だけしました。

 

しかし、奴は、グイグイ来るのです。○組の○○ちゃんだよね?と。慣れ慣れしく、ちゃん、だと?

 

それから彼の自慢が始まりました。

 

どうやら彼は、頭だけは良く、一流大学を出て、現在、商社に勤めているらしいのです。それを、何度も誰にでも話しまくっていました。

 

私は、感じました。こいつ、友達いないんだろうな~と。

 

彼は、本当に相手がどれだけ引いているかに全く気付かず、更に自分の話を続けています。

 

ここまで来ると何だか哀れにさえ見えてきます。

 

私が名前でも分からなかった位なので、おそらく周りの人も同じなんだろうな。そんな事を考えていました。

 

確かに、高そうな服を着て、高い時計をしていますが、セカンドバッグを持っていました。うわ~…。私は、男性のセカンドバッグがとても苦手です。バブルの頃の成金おやじにしか見えません。

 

ですが、彼の中での成功者はおそらくそんなイメージなんでしょう。

 

彼は、一流大学を出て、商社で働く現在の自分を自慢したくてしょうがないらしいのです。確かに顔は、まあまあでした。だからこそ自信があるのでしょう。

 

しかし、残念な事に彼は、中身が全くイケていません。皆のドン引きな空気にさえ気付かないのですから。

 

彼は、片っ端から女子チームへ、グラス片手に入りこんでは、空気を凍りつかせていました。今、思うと失笑しかありません。

 

しかし、そんな彼ですが、流石に誰にも相手にされていない事に気づき、ほどなくしてそそくさと立ち去りました。

 

あれは一体、何だったのでしょうか。笑

 

おそらく彼は、仲良くしたかっただけだと思うのですが、その方法が分からなかったのだと思います。

 

今でも伝説として、たまに知人との話題に度々、出てくる話になりました。