妻子がいる身で二人で抜け出そうと誘ってきた幹事にゲンナリした。

中学校の同窓会が昨年開かれ、二十数年ぶりという事もありましたので好奇心がまさり、参加してみようかと考えました。

 

私自身はイラストを描く事が好きでオタクと言われていた中学校時代でしたので、あまり良い思い出の少ない母校でしたが、仲良くしていた友人が参加するという事で参加を決めました。

 

私は学生時代からすっかり痩せて、出っ歯を矯正した事もあり、見た目がほぼ変わっていた為、最初自己紹介するまで誰なのか全く気付かれず、自己紹介の時もひたすら驚かれるばかりでした。

 

かつて好きだった男の子とも再会し、話に華が咲いて楽しい時間を過ごしていたところに幹事の男性がやってきたのです。

 

彼は同じクラスだった男子で、オタクである事をよくバカにされていた事しか覚えていなかった為、あまり良い思い出がありませんでした。

 

話す事に全く気乗りしていなかった私の思いは何処吹く風と言った感じで、何も覚えていないかように話しかけて擦り寄ってきた事にとても残念に感じました。

 

中学校時代から見た目が大きく変わった事は嬉しく思っていましたが、その時ばかりは素直に喜べず、顔が引きつってしまったのを今でも覚えています。

 

その後もずっと擦り寄りが止まらず、時間が空くと隣に座ってくる事に辟易しましたので、二次会は止めて帰ろうかと考えていました。

 

しかし他のメンバーとの時間が楽しく、中学校時代に違うクラスだった人と仲良くなれた事もあり、二次会に参加する事にしました。

 

二次会はオシャレな居酒屋といった感じで割と楽しく過ごせましたが、最後の方で幹事の男性がまた近寄ってきて、こっそり二人で三次会をしようと誘われたのです。

 

彼は妻子ある身でしたし、昔の嫌な思い出も相まって本当に関わりたくない気持ちにさせられ、二次会が終わったらすぐに帰宅しました。

 

その後誰とも連絡を取っていなかったのですが、仲良しの女性と連絡を取った時に聞いた話では、私が誘ってきたと吹聴していたそうです。

 

彼が女好きだというのは皆周知の事実ですので、腹立たしい気持ちよりも哀れみの気持ちが先立ちました。

 

同窓会へは二度と参加しない予定でしたので、何を言われても気にならずにいられた事も大きかったようです。男のプライドを傷つけてしまったのだと思い、人生において良い勉強になった同窓会という事にしました。