朗らか少年が一転!チャラすぎ、軽すぎな男になっていた。

現在、30代の兼業主婦です。20代の終わりに、中学校の同窓会があり参加した際の話です。

 

当時私はまだ独身で、実家のある関東・T市からはかなり遠方に住んでいました。たまたま帰省と同窓会が重なったので、約10年ぶりに母校へ足を運び、集合場所だったそこから近くのファミレスへ移動して同窓会となりました。

 

かなりご無沙汰していた地元の友人(女性)たちと話がすすんだのですが、中学時にいつもつるんでいたMとOが「今日、M部君も来るんだって」と話しだし、憂鬱そうな顔をするのでどうした事かと聞いてみると、「人格が変わってすっごい気持ち悪くなった」と言うのです。

 

中学時代のM部君は素直で朗らかな少年で、スポーツの部活動を精力的にこなして女子にも人気がありました。そんなM部君が気持ち悪いとは?と不審に思ったのですが、やや遅れてやってきた本人を目の当たりにすると、内心で「うげっ!」と引きたくなる思いでした。

 

彼は私たち女子グループのそばににじり寄ってきて、「H、O、久しぶり~」と粘着質な挨拶。この二人はとても可愛らしいお姉系女子ですが、明らかにナチュラル職人系女子(?)の私は無視。とっくに気が付いているくせに、だいぶ経ってから「あれ、K(私)?」と興味ないオーラ全開で挨拶をしてきたのにはムカっときました。

 

べったりとつきまとわれるように接され、HとOが明らかに困惑してまごついているので、私はむしろ彼女たちをかばう意味でM部君に積極的に話しかけました。

 

顔つきは、人気があった朗らか少年だった頃の彼の面影を残しているものの、だらだら伸ばした中途半端な髪の毛や、妙に色気を出そうとしているかのようなつるつるサテンのシャツ、きつい柑橘系の香水など、「君、何勘違いしているの?」と突っ込みたくような同窓会 服装でした。

 

やがて彼は別の女子グループの所へ張り付きに行ったのですが、HとOが語るには、M部君は大学時代にひきこもりとなり、現在ではフリーターらしいのですが、あんな風にたえず女の子につきまとって不快な思いをさせる存在になってしまったのだそうです。何でも知っているというような変な口調、時折さりげなく繰り出すボディタッチ。朗らか少年が一挙に嫌なおじさんになってしまったようでした。

 

「あんなに爽やかで朗らかな子だったのにね。」と彼女らは口をそろえて言いました。残念、という意味では私も同感です。