大変身!中学時代照れ屋だった彼がジェントルマンに!?

同窓会に参加するためにエステやネイルと忙しい毎日を過ごしていました。少しでも綺麗に見られるために、できることは何でもしようと思っていたのです。

 

同窓会は地元駅のとなりにあるホテルの中で開催されました。立食パーティーのため、私は好きに食べたり飲んだりしていたのです。

 

酔いも回ってきた頃、中学時代に同じ部活だった彼を見つけたのです。彼からはラブレターをもらっていたのですが、私には好きな人がいたので丁重に断りました。

 

それまではそこそこ仲良かったのに、ラブレターを断ってからは全く話さなくなったのです。当時はなんて小さい男なのだと思っていましたが、今ならそれが彼の気遣いであることや、不器用さであることが分かります。

 

どうやって彼と喋ろうかと考えていたら、酔いがまわった体が思わず傾いてしまい、手にしていたグラスを落としてしまったのです。

 

こんなところでこけるなんて!と思って目をつぶったのですが、誰かが抱きとめてくれたようで、幸いにも転ばずに済みました。

 

目をあけると、ラブレターの彼でした。

 

彼は割れたグラスを見て、ボーイを呼んで片付けもらいながら、私を安全なところに引っ張っていき、ガラスの破片が刺さっていないか確認してくれたのです。

 

無事だと分かると、『せっかく綺麗なんだから、気をつけないと!』と笑って新しい飲み物グラスを渡してくれました。

 

女の子と話すだけでも真っ赤になっていた彼とは全く別人で、やることなすこと全てがスマートに見えました。

 

10年ぶりにも関わらず、顔は昔のままで、でも洗練された雰囲気をまとっていたのです。

 

彼が手渡してくれた飲み物もお酒ではなく、ノンアルコールカクテルで、まわりには分からないようにしてくれた心遣いに感謝しました。

 

彼との会話は自然と中学時代になり、ラブレターの話になったのですが、嫌味なども何も言われず、『好きだったなー』とだけ笑って言われた時は、ドキドキしました。

 

同窓会で彼に会うのが気まずいのでは、と思っていましたが、全く逆で、今では同窓会のおかげでまた連絡を取るようになりました。