思いを伝えられないままで終わった同窓会

高校を卒業して5年ぐらいたってから、バーで行われた同窓会に出席したことがあります。私が素敵だなと思った男性は高校時代から多くの女性に人気がありました。そのためか、同窓会の日も女性全員に「久しぶりだね。元気だった?会えなくてとてもさびしかったよ。今日は会えてとてもうれしいよ。」といった感じで気軽に声をかけていました。その流れで私も声をかけてもらいました。挨拶はしたのですが、うれしさのあまり緊張してしまい、それ以上は話せなくなり、その男性は自然に私の所を去って行ってしまいました。

 

顔はいかにもスポーツマンという感じでキリッとしていて面長で、髪の毛は短くして整髪料で固めて立たせてありました。同窓会 服装はブランドもののスーツやシャツを着こなしていましたが、シャツは白、スーツは黒で、色としてはわりと地味な感じで派手さはありませんでした。また、私に挨拶をしに来た時には男性用香水の香りがほのかにしました。一緒に同窓会に出席した友人の話によると、スポーツ推薦で入った有名大学を卒業し、大企業に入り、営業でも上位の成績を収めているということでした。

 

見た目がかっこよく、清潔感があり、スポーツも得意で、社会的にも成功していながらも、気取った様子がないので、素敵だなと思ってしまったのです。同窓会の中では、希望者が歌を披露する時間もあったのですが、その男性は普段から練習をしているためなのか、歌もかなり上手かったので、素敵だなという思いがさらに増していきました。同窓会の時間は2時間ありましたので、「お友達からでもいいので、付き合ってもらえませんか?」という私の思いをその男性に伝えようと何度も思ったのですが、結局、勇気を出すことができず、伝えられませんでした。

 

メモ用紙を持っていたので、それに私の気持ちを書いて渡す方法もあったのですが、ライバルがあまりにもたくさんいて私では無理なような気がして、書くことさえできませんでした。