シャイな笑顔のままでとても素敵な男性になっていました!

35歳のときに高校の同窓会がありました。5年ぶりの同窓会で、場所はバイキングレストランでした。

 

私は約8年ぶりくらいの同窓会出席になったため、久しぶりでとても楽しい時間を過ごしていましたが、正直会ってもすぐにピンと来ない同級生も多くいました。

 

その中の1人に、とても笑顔が素敵で、料理や飲み物などよく気を使いながら、特定の人とではなく出席者みんな満遍なく話をしている男性がいました。

 

服装は会社帰りにそのままスーツで来たという印象でピシッとしていて、とても姿勢がよく立ち振る舞いが綺麗で目を引くものがありました。

 

しかし誰だかわからない・・・と若干戸惑っていると、彼が私の側に来て少し話し始めた途端わかりました。

 

少し恥ずかしそうな笑顔と笑いジワで、同じクラスにいた男の子だと。

 

本当にシャイな男の子で女子とはほとんど話をせず、どちらかといえばがり勉タイプの目立たない人でした。

 

私も高校時代はほとんど話した記憶がないくらいだったのですが、「笑うと可愛いんだな」と思ったことが何度かあったことが印象に残っていたのです。

 

当時から細身の体型は維持していたしたが、背が伸び、少しガッチリと男っぽくなったのと、立ち振る舞いは昔と変わって堂々としているのにやはり笑うとシャイ笑顔は同じだったところが、成長と懐かしさを同時に感じさせてくれました。

 

流れでその人を含めて男3人、女3人で話す形になったのですが、みんな既婚者で小さな子どもがいるという共通点があり、話題は家族のこと、子どものことに移っていきました。

 

盛り上がってくると、だんだん旦那の愚痴、嫁の愚痴、子育ての大変さ・・・ということになっていきます。

 

そしてどうしても男と女で意見がわかれ、高校生に戻ったように軽く対立をしたりして、おもしろおかしく会話が弾んでいました。

 

「仕事をしながら子育ても頑張っている」という男の主張に対して、「子育ての本当の大変さを男はわかっていない!」という女の主張というありがちなパターンに、その男性が言ったのが

 

「俺も子育て十分頑張ってやっているつもりで自己満足してたけど、妻が風邪をこじらせて2日間入院したとき、会社を休んで一日中1歳の子どもの世話をしたことがある。そのとき本当にもう全ての時間を子どものために費やす必要があって、それでも時間も手も足らずてんてこまいな2日だった。それで普段こんな生活のほんの一部を自分が担当したしたからといって、手伝った、やってやったという気持ちでいられたらたまらないよな~と思った。妻が風邪をこじらせたのは自分のせいかもしれないと本当に反省した。やはり子育ては一日でも自分1人ですべてやってみないと語ってはいけないと思った」

 

と言うので、女性からは拍手喝采、男性陣は乾杯でした。

 

特に女性の味方をするというのではなく、自分の経験から語ってくれて、その当時同じように子育てについて夫婦の役割悩んでイライラすることが多かった私にとっては胸がスカッとする発言でした。

 

またその男性は高校のころはそんな風に自分の意見を言う人なかったので、仕事や結婚、父になることによってどんどん成長していたのだなと眩しくさえ感じました。

 

その後私が冗談で「さっきの話旦那に聞かせてやってほしいくらい」

 

と言うと「いや~、かっこつけすぎちゃったかな」とまたあのシャイな笑顔を見せてくれました。

 

もちろんお互いに既婚者なのでその後連絡先の交換などはありませんが、また5年後か、10年後かもしれませんが、同窓会で会えたらいいなと思っています。