素敵な男性に成長した彼が私と再会する為に開いた同窓会

小学6年生の時の同窓会が卒業をした小学校で行われました。私が通っていた小学校は都心に近かったのですが、少子化で子供の数が少なく私たちを最後に小学校は統合されてしまいました。中学校への進学は学区を越えて行きたい中学校への進学が許されるようになったので、バラバラの中学校へ進学することになりました。30歳を過ぎて初めての小学校の同窓会で、級友の顔と名前が一致するか心配でしたが楽しみでもありました。

 

小学校へ向かう道で当時を想い返し、これまで再会の機会がなかった級友の変化を楽しみに通学路を歩いて行きました。教室は当時のままで、机やいすもそのまま地域のコミュニティー施設として使われていました。教室のプレートもそのまま残り、私たちは6年生の教室で懐かしい級友たちと再会したのです。

 

小学校の同窓会をやろうと発案をした発起人が「最後に座っていた席に着いてください。覚えてますか。」とみんなに呼び掛ける声が教室内に響き渡りました。久しぶりに再会を果たした級友たちはその声が聞こえないくらい大きな声で「○ちゃんだよね?」「分かる?」と再会を喜び合っていました。再会を喜びながら自分の席を一生懸命想い出し、私もかつての自分の席に着きました。発起人の彼が「小学校卒業を最後に会っていなかった人も多いと思います。

 

当時の想い出を交えながら自己紹介をしてください。」といいました。私はどんな想い出話をしようか考えながら後ろの席を振り返ると、誰も座っていないことに気付きました。今みんなの前で話をしている彼は「私が好きだった男の子」だったのです。茶目っ気タップリの誰からも愛される男の子でしたが、背は一番小さく小柄だったので成長の早い女子からは幼稚園児のように扱われ「可愛いボクちゃん」という愛称で呼ばれていたのです。彼は私の後ろの席で「黒板が見えないから低くなって」といつも私の背中をつつき、先生から「うるさい」とよく注意をされたものでした。

 

その彼が今は身長が180㎝近くありセンスの良いスーツを着こなす素敵な男性になっていました。長い期間会わなかったこともあり彼の変貌ぶりに驚いていました。そんな彼も自分の席に着き自己紹介が始まりました。席に着いた彼が6年生当時のままに私の背中をつついてきました。小さく折り畳んだメモを渡されソッと開けてみると「君に会いたくて同窓会を発案しました。帰りに二人で話せませんか。」と書いてありました。素敵な男性に変貌していた彼に誘われ嬉しい気持ちが隠せない同窓会になりました。

 

同窓会で再会をした素敵な男性はクラスで一番小さい男の子でした。